08.山彦日記  10月10日  体育の日

山彦は自他共に認める「スポーツ馬鹿」である。スポーツ大好きで 特別上手なわけでもないのだけれど誘われればなんでもやってきた。長くスポーツを続けていると自分でプレーするだけでなく審判をする必要にも迫られ、そちらは渋々ながら引き受けてきた。

審判はとても気を使う。まずルールを熟知していなくてはいけない。そして瞬時に反則か否かをプレーヤーに示さなくてはならない。時にはプレーヤーから抗議を受けることもある。自分が正しいと思えば説明し、間違えたときは「ごめんね」と笑顔で頭をかく。

審判をすることに慣れ始めてから自分の性格が変わってきたと思う。普段の生活の中でも「あれっ ちょっと違うんじゃない?」という場面でも反射的に身体が動いてしまうことがある。スーパーで子供が果物を指で押していたりすると「お店の人が困るからやめようね」とささやいてみたり、立ち入り禁止の花壇に入っている大人にも「足元にお花の苗がありますよ」とつい口が出てしまう。会社でもしかり。

テレビで「今回の○○社の不祥事は…」というある報道を聞いて山彦は愚息相手にトクトクと説いた。
「最初に悪いことをした時 周りの人も感づいたはず。その時に声に出さないで流されたからこうなってしまったのだ。判断ミスといっているがそうではない。判断しなかったことが原因で会社だってつぶれちゃうし、逮捕だってされてしまう」さらに山彦はいう。

「この人たちもスポーツをして心と身体を鍛えたほうがいい。特に審判をやってみてどうあるべきかの判断をだせるような訓練をしなくてはいけないな」

愚息はまた始まったか言いたげな顔で答える。
「世の中の問題の半分はスポーツをすることで解決するとおもっているでしょう」と

その通りである。ダイエット・生活習慣病・睡眠不足・ストレス解消etcに対して専門家は「適度な運動を心がけましょう」と口をそろえて言うではないか。スポーツを通じて仲間作りができれば、精神面でもメリットがあるのだ。

暴論だともいえるがしょうがないか。山彦は「スポーツ馬鹿」なのだから。

皆さんも適度な運動を心がけましょう。