02.鰹のセリサイズの構成と相場①

先月までは、生の鰹を購入するグループを説明しました。今月は生の鰹のセリ売りにおける、鰹サイズの構成を説明します。

焼津の港での生の鰹のセリを紹介しますと、鰹のサイズは1匹のサイズの大きさが、1.8kg以下、1.8~2.5kg、2.5~4.5kg、4.5kg以上の4つのサイズ構成が主な形です。

このサイズ構成でセリを行うようになった大きな理由としましては、焼津は20年程前までは鰹節屋さんと缶詰め屋さんが多く仕入れておりまして、セリにおける鰹のサイズを鰹節に向いている、2.5kg~4.4kgのサイズを中心にしてセリが行われるようになったのではないかという話です(人伝えで定かではありません)。

1.8kg~2.4kgが鰹節の中の「亀節」と呼ばれる鰹節のサイズに当てはまり、4.5kg以上は鰹節の中で主に贈答用に使用された「本節」に相当するサイズになります。

また20年ほど前までは、サイズ構成で一番下の鰹のサイズは、1.8kg以下でなく1.5kg以下サイズであったのですが、20年程前あたりから鰹を輸出する人達が現れて、海外での取り扱いサイズが4ポンドを構成サイズの分かれ目とされていて、相当するのが1.8kgでしたので、1.5kgから1.8kgに変更したとの事です。

焼津ではセリが行われないサイズとしては、更に大きいサイズで7kg以上の物がありますが、このサイズの鰹がほとんど出てきませんので、これらは相対で行われているのが一般的でして、仮にセリ売りとしてでてきても僅かです。九州の枕崎では6kg以上のサイズでのセリもあり、こちらは通常に行われています。

今説明した内容は、先月ご紹介しました「ブライン凍結」と呼ばれる凍結方法で凍結した鰹でのサイズ構成であり、「B1」と呼ばれる凍結方法の冷凍鰹は主に鮮魚屋さん向けで、輸出は行われないので、現在も一番下のサイズが1.5kgが分かれ目となっています。

話が少し飛んでしまいますが、これが海外ですと事情が少し変わってきまして、セリ売りを行わない地域もあります。例えばインドネシアですと船を持っている水産会社が魚の割り当てを複数の会社に決めて、その中で同一価格で魚を販売するケースもございます。

この場合は、漁の都度、魚の価格が決まる為に、魚のサイズに関係なく同一の価格になります。よって鰹節になって日本に入ってくるときには、サイズ構成に関係なく価格が同一であるか、鰹が大きいサイズであるほど、製造コストが掛かってくるので、その分だけ価格差があるような場面になります。
来月に続く・・・