07.新人見原の奮闘記!

私のこのつたない連載も今号で10回目となりました。思えば、アッと言うまでした。毎号読んでくださるみなさまの参考になっていればよいなと思って取り組んできました。これからも、削り節の製造現場の空気をわかりやすくお届けできればと思っています。

この号が発行される頃には、前号の記事の焼津伝統技能研鑽会で生切りした鰹も立派な本枯れ節となり、11月の新嘗祭にて男節、女節一対で奉納されたこと思います。

ここからは以前の続きの、製造現場の紹介をしていきます。
用途ごとに選定された原料を調達し、弊社工場内にて、お湯漬けし、強制圧力釜の中で加圧加熱殺菌された原料は、一時冷蔵庫に保管されて、削りの現場へと運搬されます。

3.削り室
いよいよここからが私が担当している現場です。私が削りの現場で経験したことや、削りの仕組みなどを詳しく紹介していきます。削りの現場に入って2年と少しですが、毎日いろいろと吸収しているので、何か疑問に思うことがありましたら、メールなどで質問をしていだたけたなら、全力でお答えさせていただきます。

3-1 自動化
弊社の薄削りラインは、4ラインあります。その全てのラインが自動化されています。簡単に申しますと全ての機械の自動運転スイッチを入れて、原料となる鰹節やさば節を原料投入コンベアに乗せると、削り節ができるようになっています。

具体的には、原料搬送機、削り機、乾燥機、破砕機、風力選別機、金属探知機の全てがコンベア等によってつながっていますので自動運転が可能となっています。更に申しますと、製造中に、作業者が製品にふれることがないため、製品が汚染されることも少なくなっています。

3-2 レイアウト
4つある製造室ですけれども、それぞれの特徴を持っています。アレルゲンフリーのライン、削り節をある程度細かくした後に、さらにミリメートル単位の細かさに出来るラインなどがあります。現在、薄削りの製品は100~200種類あります。その製品をラインの特徴を十分に発揮できるところで製造することによって、よりより製品づくりにつとめています。

製造室それぞれでも、レイアウト、機械の配置を換えることにより,平削り、破砕などのパターンに対応できます。
在庫量や受注に対し、どの部屋のどのレイアウトで対応するかを考えて製造予定を立てることで、円滑に製造を行い、また急な要望にも対応できるようにしています。

次号は弊社の心臓《削り機》です。