07.新人見原の奮闘記!

本題の前に、私はほとんど風邪をひきません。理由はわかりませんが、10年以上ひいていません。性格が臆病なせいかのどが痛くなるとすぐにうがい薬でうがいをして、暖かくして寝るというのがよいのかもしれません。

しかし、寒いのがとにかく苦手です。静岡県、さらに中部地方というとまったくといっていいほど雪が降りません。記憶をたどりましても、3年に1回程度しか雪が積もりません。

そんな温暖な土地の寒さに参ってますので、寒さの厳しい土地にお住まいの方々は大変だなぁと思っています。まだまだ寒い日は続きますが、体を労わって冬を乗り切りましょう。

さて本題です。今月は<カンナ刃>を紹介します。

弊社では上図のカンナ刃を使用しています。上側が刃先です。真ん中の穴を使って削り盤に固定をします。下部の四角の穴には調整ボルト(後ほど紹介いたします)の突起部が入ります。

カンナ刃の最重要ポイントはやはり‘刃先’です。刃先の仕上がりによって品質と製造量が大きく左右されます。

カンナ刃の刃先の角度は、おおよそ36度に研磨しています。片面だけを研磨して角度を出しているのではなく、両面を研磨することで、切れ味と、その持続力を兼ね備えた刃先になっています。

重複しますが、カンナ刃にとって刃先はすごく重要です。 鰹節を研磨したてのカンナ刃で削りますと、削り花が「ピカピカ」します。これは刃先がピンととがっていないとこのようにはなりません。

一見、研磨したてのものと、そうでないものの刃先は同じようですが、使用していくたびに、すごく細かい傷がついたり、刃先が丸くなってしまい、違いが出てきます。刃先に傷のない状態で鰹節を削りますと、削り花に傷がつかず「ピカピカ」しているように見えます。

この現象は私のやりがいのひとつとなっています。 しかし、その状態もいつまでもというわけにはいきません。徐々に最初の「ピカピカ」は失われてしまいます。それと同時に切れ味が落ちていきます。刃先の状態を把握し、調整するのが削り職人の主な仕事です。

次号は、カンナ刃の刃先をもっと詳しく紹介します。