02.巻網船について

私達、小林食品にとって大事な商売道具と言えば、削り節の原料となる鰹や鯖・鯵・鰯等の海産物です。特に鰹節の使用量は多く年間約1000tを加工用として使用しています。

私達、日本人が使用する鰹節の期限は古く、4~5世紀頃には鰹節の原型となる干し鰹と呼ばれる鰹を素干しにしたものを考案していた様です。鰹節は日本人にとって大事な食材であり、現代まで長年愛されてきました。

古代人はどの様にして鰹を獲ったのでしょうか。

石器時代には鰹の骨が貝塚から発見されており、鉄器時代には日本書記や古事記に鰹の名前が出てきています。もうその当時は釣り針やモリを使用していたと考えられます。

鰹を獲るためには、船が必要でした。鎌倉時代・室町時代や戦国時代には新しい漁法として網での漁獲が始まっており、江戸時代になると将軍徳川家康公に鰹節を献上しています。

私達、小林食品のある焼津市には八丁櫓と呼ばれる船が年に数回、焼津港に出現します。この船は江戸時代の船を復元したもので、実際に乗船出来ます。

八丁櫓とは、江戸時代漁船の櫓の数は七丁までと定められていましたが、焼津の漁師だけが徳川家康公から許可を得ていました。八丁の櫓を持つ高速漁船です。

しかし、江戸後期から明治初期になると鰹が沿岸域で獲れなくなり、鰹を求めて漁場を沖合いに変更する必要がありました。その為、漁船は大型化していきました。

漁船が大型化していくと漁法も変わっていきました。現代でいう巻き網船での鰹漁が主流となってきたのです。

では、巻き網船とはどのような方法で漁を行うのか、又、乗組員の構成等についても、
もう少し詳しくお話させて頂きたいと思います。

私達、小林食品と大事なお客様を繋ぐ鰹はどの様に獲られているのか、特に巻き網船に付いて、これから暫くの間お付き合い下さい。

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