07.製造現場主任見原奮闘記! 

先月の続きで《削り盤》の紹介です。
削り盤は直径50cmの円形をしています。重さは27kgですので、かなり重たいです。まずは、カンナ刃を装着側から紹介します。

上図がカンナ刃を取り付ける面です。詳しく見ていきますと、まず中央に大きく穴があります。そしてその周りに4つ小さめな穴があります。これらの穴を使用して削り機に固定します。設置するときの注意事項は先月号にて紹介させていただきましたが、その調整を、4つの穴に通すボルトの締め具合で行っています。
そして外周のほうにはカンナ刃の取り付け穴があります。この盤ですと14枚の刃を取り付けることが出来ます。
盤によっては16枚取り付けることが出来るものもあります。
よく見ていていただくと1~14までの番号が彫ってあります。作業者が目安とするためのものです(調整をするときにどこからはじめたか把握するため)。
拡大したほうの図の中にある2つの穴は削り花の厚さを調整するためのネジをつけるのに使用します。削り花の調整について紹介するときに詳しくお話いたします。
次に、鰹節に直接当たる面です。


この面で重要であるのが、平らであることです。凸凹していますと、削り花の厚さがそろわず、いい製品が出来なくなります。さらにいびつになっていますと、きれいな花が出なかったり、鰹節に当たるところと当たらないところがででしまうため製造効率の低下につながります。ですから、この面の研磨は1年に一回程度行っています。
そして削り花が通る窓が14個あいています。この窓は大きすぎると、薄い削り花だけでなく、鰹節の表面の皮や骨なども通してしまいます。一方、小さすぎますと、削り花がスムーズに通ることが出来ずに詰まってしまい、きれいな花が出ないということになってしまいます。ですから、窓の大きさを把握し、製造することがとても重要です。