04.HACCPの洗浄剤について

こんにちは。
日増しに気温が上がり、食品を製造するにあたり一番気を使う季節が近づいてきています。

微生物が増殖する条件には、「温度・水分・栄養分」がありますが、これからの季節は気温が上昇し、増殖の条件の1つ「温度」の懸念が出てきます。

さて、先月まで食品に接する面の清潔さの観点から「洗浄」についてお話してきました。
洗浄によって食品残渣をきちんと落として、「栄養分」を残さないようにしていきましょう!

これまでは、洗浄剤について書いてきましたが、今月は洗浄道具について書いていきたいと思います。
一言で「洗浄用具」といってもブラシ・ほうき・スポンジなどがあります。

近所のスーパーで、家庭用のスポンジやたわしを使うのはお勧めできません。
これらは、簡単にほつれや破れ、毛の抜けが起こります。

食品に異物が混入してしまうのはいけませんから、こうした用品を使うことは避けるべきでしょう。
また、スポンジやモップなどの水分を含む清掃用具は、微生物の繁殖場所になり得る為お勧めはできません。

何かのテレビでもやっていましたが、洗浄に使用した後のスポンジをふき取って培養してみますとかなりの量の微生物を検出する場合があります。

そこで、食品工場の洗浄用品で探してみますと、「HACCP対応」を謳った用具が販売されています。
これらのブラシ・ほうき等はほつれや毛の抜けが起こりにくい加工がされています。

異物混入対策を考えてみると、こうした専用の清掃用具を使用するのが良いと考えます。
洗浄に使用するブラシですが、対象の汚れに見合った適切な硬さの物を選びましょう。

頑固な汚れを落としたい場合は、固めのブラシが必要でしょうし、握りやすい形状で適度な大きさが必要です。
逆に細かい部分の洗浄には、小さなブラシが必要になってきます。

目的にあわせた洗浄用具を選択することができますので、効率のよい作業性の高い道具を探してみて下さい。
こうした清掃用具は、何色かの色がありますので、エリア毎に色を分けて交差汚染を防ぐこともできます。