05.魚の脂肪について②

前回の続きで魚の脂肪についてお話します。

100gの魚肉を食べるとすると、EPAは約1g、DHAは約1.5g摂取することができ、成人病予防に青魚を食べる事が勧められているそうです。

ですが最近は魚を切り身で買うケースが増えていますがこれでは、せっかく魚が持っている栄養効果が半減してしまいます。栄養的に「いい部分」を捨ててしまうからです。

1尾丸ごと買って利用しつくすか、魚のアラを別に求めて料理に加える、などの工夫もしてもらいたいものです。

前回にお話しました、不飽和脂肪酸はコレステロールと関係があります。肝臓で作られたコレステロールはLDL(低比重リポタンパク)として、動脈により全身に配分され、それが多くなりすぎるとさまざまな臓器に蓄積されて障害を引き起こすので、悪玉コレステロールと呼ばれています。

不飽和脂肪酸は食物中のコレステロールの吸収を阻害したり、肝臓でのコレステロールの合成を抑制するなどで血中のLDLを下げる働きがあり動脈硬化の予防につながるそうです。

この働き以外でも血管細胞がしなやかになる・赤血球が柔軟になる働きもあります。

参考資料:食材図典(小学館)

前回と今回で魚の脂肪について調べてみました。脂肪ひとつとってもいろんな見方があります。

自社では主に鰹と鯖を削り節として扱っています。そして脂肪の多い少ないで商品によって使い分けていますが魚の脂肪のしくみを使って保険・健康食品もたくさんでているかと思います。

食生活が変わり魚離れをしていますがいろんな食べ方、使い方で楽しむのも良いかと思います。ちなみに自社がある焼津にはかつおのヘソ(心臓)が珍味としてあります。コリコリしてとても美味しいです。そして、さば祭も毎年開催され鯖の無料配布もあるそうです。

次回は品質特性の3つ目、目視についてお話します。