03.ちょっと一休み②・・・最近の鰹節の価格について

こんにちは。最近の鰹節の価格について、お客様からお問い合わせがありましたので説明致します。

結論から述べますと、鰹節の価格は、去年一年間は高止まりの傾向に有りましたが、年が明けまして、これに輪をかけて上り基調です。要因は主に2つあります。

1つは不漁です。以前、鰹節新聞内でもお伝えしましたが、日本で加工される鰹は、感覚値で1日当たり400トン~500トンぐらいです。これは海外まき網船1隻分の漁獲量に相当します。

だいたいこの数字ぐらいの量の鰹が、1日当たり外洋で捕れてくれれば良いわけですが、実際は捕れておりません。(日本船が漁としては優秀ですので、日本船が取れていないと、外洋では外国船も取れていないと判断します。)ですので、国内に水揚げされる鰹の数量が少ないわけです。

現在は逼迫している状態ではありませんが、加工業者も生原料として在庫を多数く抱えておりませんので、セリが始まったら確保しようと、高値で購入してしまう傾向が現れています。

次に輸出相場です。こちらも以前説明しましたが、タイのバンコクが一大集積地となっておりまして、焼津で鰹のセリが行わた時、底値がタイへの輸出相場となります。

この輸出相場が政権交代と一緒に円安となりましたので、相対的に高くなっております。
「 輸出相場が高値傾向」になっておりますので、生の鰹の仕入れ値はドンドン値上がっています。

去年からですと、一瞬だけ12月中旬に相場が下がり、国内加工業者も来年(つまり今年)は、価格が下落するだろうと見ていたのですが、年が明けたら、不漁と輸出相場の高騰から、生の鰹の価格が暴騰し、歯止めが掛からない状況となり、結局鰹節の相場が上がりました。

では海外節はどうかといいますと、円安に動いておりますので、当然ながら仕入れ値は上がっており、特にインドネシア産の節は、現地で水揚げされる鰹の魚体サイズの大きい物は、あまり捕れておりません。

よって、小さい鰹節でありながら、値段が高い。。。という、鰹節を使用する日本の加工メーカーにとっては、非常に苦労している状態です。

多くの加工業者はしばらくこの傾向がつづくだろうと、判断しています。

 

次号に続く