07.製造現場見原奮闘記! 

今月は、破砕機の効果について紹介します。

前号で紹介したように弊社では破砕機を使用して削り花の大きさを管理しています。破砕機に装着するアミは6種類あり、そのアミの1マスの大きさは以下のとおりです。

№1   3mm
№2   6mm
№3  10mm
№4  13mm
№5  25mm
№6  40mm

ここで注意していただきたいのは、アミの大きさは目安であるということです。たとえば、№1のアミを使用したとします。アミの大きさは3mm四方ですので、3mmよりも小さいものは通過します。さらに、3mm以上のものでも細長いものであれば通過してしまいます。ですから、アミのサイズはあくまで目安なのです。

しかし、削り花の大きさをそろえなければならない場合もあります。そのようなときの解決策は、破砕機に入れる前に、よく乾燥させることです。

しっかりと乾燥させた花は、破砕機を通すと細長くならずに正方形に近いような形になります。その性質を利用して、アミの大きさどおりに破砕しています。(小さい大きさのアミに限ります。アミ目の大きいものですと破砕する前の削り花の大きさによっては大きさがそろいにくいことがあります。)

削り花の厚みによっても、破砕機を通過したあとの形状に違いが出ます。削り花が薄い(20μm~50μm)場合、破砕機のドラム部で、フワフワと舞い上がってしまうため、なかなかアミを通過しようとしません。そのため細かくなりやすいです。反対に削り花が厚い場合は、それほどドラム部分で舞わないので、スムーズにアミを通過します。

破砕機を通過させるときに一番注意すべきことは、製造ペースです。適正な厚みであっても、破砕機の中に削り花が多くなりすぎると、アミをうまく通過できずに、アミのところで詰まってしまいます。そうすると、アミの大きさに関係なく粉々に砕けた削り花になってしまいます。ですので、アミによって流せる量を見極めることがとても重要です。

破砕機は削り花の形状を決定する大事な工程です。お客様の求める形状にお答えするために、様々な工夫をし、さらに製造中にも形状に異常が無いかどうか常に目を光らせています。