03.ちょっと一休み③・・・最近の鰹節の価格について

こんにちは。前回鰹節の価格の動向をお伝えしました所、今後の見込みについてのお問い合わせをいただきました。少し説明いたします。

結論から述べますと、これは予想になります。ですので、当てるのか外れるのかは判りません。この結論はあくまでもご自身でご判断頂きたいことと、業界全体の流れとここに記すのは大方の考え方です。

鰹節になる、海外巻網船で取れる鰹は“国際相場”です。日本には国際相場を動かすだけの力が現在のところありません。というより、今までの鰹節新聞の内容でわかると思いますが、完全に相場に関しては力負けしています。

世界の缶詰につかわれる鰹が消費量が多いので、価格はタイの缶詰業者が相場を握っていると考えて差し支えありません。

日本船籍は基本的には日本に戻ってきて水揚げをするのですが、この鰹は輸出される可能性があります。タイの缶詰会社が高値で鰹を購入する意思があれば、残念ながら鰹は輸出されます。

そして、毎年夏になりますと、海外巻網船における、1つの漁法が規制されます。これは鰹のような大型回遊魚は鮪と一緒に泳いでおり、鮪の資源保護を目的として、鰹と鮪が泳いでいる可能性のある群れを取らないように、夏場は1つの漁法が制限されるのです(簡単に説明しています)。

そして5月の下旬から、東沖とよばれる海域に海外巻網船が鰹を追って全体の30%ほどの船がそちらに行きます。基本的にこの鰹は、鰹節ようには使用されず、加工品向けの鰹となります。以上の2つの理由から、鰹節向けの鰹は、焼津・枕崎・山側では、大方の予想は水揚げ量が減りますので、相場は上がることを想定します。

年間を通じて、日本に水揚げされる鰹の相場は、1~3月が一番低い物とされておりますが、今年のこの3ヶ月間の価格が、今までの年の一番高いとされる、夏場の相場と同等かそれ以上の高値となっておりますので、今年の価格はかなりの高値で推移することが容易に予想されるのです。

よって、今年は鰹の相場が上がるばかりでなく、数量についても国内において確保できるのか、夏場に向けて動向が注目されています。