01.お勧めの1冊

≪相棒season1 ノベライズ碇卯人≫  朝日文庫

無実の人を有罪にする冤罪は絶対にあってはなりません。殺人等はもちろん男性にとって痴漢の冤罪も怖いものです。逆に明らかな犯人を無罪とし、野に放つ事も許されません。ストーカー殺人等防げたものもあるでしょう。

本書第7話「仮面の告白」は法廷シーンから始まります。刑事の亀山薫は職務質問から頻発していた覆面強盗の犯人を逮捕しますが、武藤弁護士にその手法の強引さから違法性を衝かれ、無罪判決とされます。

弁護士は被告人の無実ではなく捜査の違法性を立証できれば無罪(無実ではなく)を勝ち取れます。

一般市民にとって警察権力から守ってくれる弁護士はとても頼もしい存在です。

しかしその被告は犯人でした。亀山は武藤に「結果として先生が犯人を野放しにした事になる。次に被害者が出たらどうするんですか、それが殺人だったら?」と問いかけます。

弁護士は真実と依頼人の利益が相反した時どう行動するのでしょう。地味ですが考えさせられる話でした。