05.検査とはどんなことなのか?③-2

5つの「みる」を引き続き、ご紹介させていただきます。

③視る
(不良の発生・流出要因の調査)
不良となった製品現物と製造現場、さらに定量的に収集・集計された不良発生情報(製品別/時系列/工程別)をじっくり視て、不良の発生要因を調査します。

自社でも万が一、不良品が発生した場合には、不良品の情報確認したのちにその工程を調査しています。

④診る
(製造工程・組織の問題点の診断)
不良の発生・流出要因となる製造工程での問題点、さらに組織にかかわる課題点を総合的に診て、不良の根本原因を改善するための実践的方法を検討し、選択します。

③の「視る」では調査になりますが、④の「診る」では基本的に不良品となった物に対しての問題点を製造者等で確認し合い、今後の再防止策に努めています。

⑤看る(製造工程・設計の改善)
すぐに改善対応できる製造工程での応急措置を行い、問題の拡大を最小限に抑え、あわせて、不良原因の根本対策となる是正措置を早急に図ります。不良の要因が、設計に起因する場合は、設計の根本的な見直し、次の機械への改善反映をはかります。

改善した後は、改善対策の妥当性と有効性を判定するために、その対策の改善効果を継続して確認していき、きちんとした歯止めを行います。

前回、今回とご紹介した5つの「みる」は製造をしている立場としてはとても大切な事だと思います。

前回の①「見る」と②「観る」をきちんと把握していないと、ヒューマンエラーや外観不良等の製品の発生につながり、同じ事の繰り返しになるかと思います。製品作りを行っている以上、扱う製品の特徴や使用する機械の管理などを理解して、製品品質の維持・向上に活かしていきたいですね。

参考資料:品質管理研究所