04.削り節工場に於けるHACCPの取り組み・品質保証のあり方

有害物質の適切な表示、保管、使用

先月号は、有害物質の保管方法などのところまで進めてきました。 今月も有害物質の取り扱いの続きです。

供給メーカーよりの容器から取り出して使われる日常使い用の容器は、衛生的で、かつ清掃できるものにしましょう。
また、こうした有害物質の保管容器は、食品との接触面に触れることがある洗剤や消毒剤を保管する用にも使用しないことが必要です。

当然ですが、これら洗剤や消毒剤等の日常使いの容器は、間違っても商品を入れる容器として使ってはいけません。
注意するべき点は、食品企業で必要な化学薬品ですが、保全などに必要な薬剤のみを、工場施設内に入れることを認めるようにしなければいけません。

化学薬品類は、正しく使う必要があります。適切に使用し取り扱うことが、交差汚染、食用不適化などの可能性を低くすることになります。

私たち食品製造者は、説明書や注意書きをよく読み、それらに従って使用しなければなりません。また、化学薬品の製造メーカーから「MSDS(化学物質安全性データシート)」を入手し、化学薬品の保管場所などに設置し、いつでも見れるようにしておきましょう。

これら、化学薬品もモニタリングする必要があります。 守らなければならない項目を、十分に保証できる頻度で(少なくとも、1日に1回は必要)、前日に間違いなく使用された記録や、間違いなく保管庫に戻された記録として作業開始前などの検査が適切と思います。

一日を通して、加工作業や清掃作業など、作業場内での化学薬品の使用状況は把握しておいた方が良いでしょう。モニタリングで見つかった不適切な行為などは、修正する必要があります。

・保管場所が間違っていれば、正しい保管場所へ戻す。
・中に入っているものと、表示が違う日常用の容器があったら、表示を直す。
※日常使いの容器へ表示をしていないと、使用間違いの大きな原因になります。それぞれの薬品毎に正しいラベル表示をし、

できれば薬品毎に容器の色を変える等しておいたほうが分かりやすいですね。
・日常用容器が壊れていたら、廃棄し容器を新品に交換する。
・不適当な扱いのあった場所の従業員を教育する。
などがあります。