04.SSOP7 従業員の健康状態のコントロール

先月は、従業員の健康状態のチェックについてお話しました。

今月は、もう一つの管理方法について進めていきます。

従業員の健康状態の確認には、健康診断・検便検査を行います。
健康診断は、年に一回以上。
検便検査は、年に二回以上。
これらは、各業界で定められた回数があるかと思いますので、あなた様の業界の基準に従って下さい。

検便検査は、赤痢菌、病原性大腸菌O-157、サルモネラ属菌の検査をしています。
法定伝染病、指定伝染病にあたるものは当然保健所などに届け出て指示に従う必要がありますので、食品に触れる作業はもちろんそれ以外の作業もできません。

サルモネラに関しては、会社毎に対応は変わってくると思いますが、少なくとも食品に直接触れる作業には携われません。
会社によっては自宅待機になる場合もあるかと思います。

検便検査を行うことによって、健康保菌者(見た目には健康であり、症状がないにもかかわらず、菌を保有し排出している状態)を見つけ、被害を未然に防ぐことができます。

こうした検査を確実に受けておく必要があります。

そして、従業員には、健康診断、検便検査等の観察結果により、食品、機械器具、容器包材を汚染する可能性のある病気・感染症、ただれなどの外傷をもつ従業員は、その状態が治癒または改善されるまで、食品に直接触れるいかなる作業にも従事できない。ということを、教育しておかなければなりません。

食品を汚染するかもしれない従業員が直接食品に触れる作業を行った場合、その食品を食べた消費者が病気になってしまうことがあります。

私は、新入社員への衛生教育で、必ず以下の言葉を頭に入れるようお伝えしています。

「自ら取り扱った食品で、絶対に他人に迷惑をかけないこと。」

私たちの様に、食品を取り扱う人は、たとえ誰でも、それぞれの立場で責任を自覚し、正しい知識に基づいて、安全な食品を提供しなければなりません。