07.製造現場見原奮闘記!

かつお節などの原料をタンクの中で煮て、だしを抽出したあとに、タンクの中のものを、‘液体’と‘固体’に分けます。この作業が<ろ過工程>です。

ろ過をしっかり行なわなければ、液体だしの中に原料の欠片や粉末が残ってしまいます。そうすると液体だしとしての商品の価値が損なわれてしまいます。

 弊社では濾布(ろふ)という網目の非常に細かい布と珪藻土(けいそうど)というものを使用してろ過しています。
まず、珪藻土について説明します。

珪藻土は、藻の一種である珪藻が化石となり、堆積したものを粉砕したものです。藻の化石といっても緑色をしているわけではなく、白色や淡い黄色をしています。ろ過に使用されるほかには、耐火性や断熱性にすぐれているため、家屋の建材や壁土に使われます。耐火性を利用して、珪藻の化石の岩を削って焼き魚で使用する七輪も作られます。

 ろ過をするときに珪藻土を使用しますと、『フィルター(弊社ではろ布)の目詰まり』を防ぐことが出来ます。目詰まりを防ぐことで、効率的なろ過が出来ます。

実際のろ過の作業を紹介します。
①ろ布に珪藻土の膜を吸着させる。


水中に珪藻土を浮遊させて、ろ布の内側から水を吸い上げますと、水はろ布を通過し、珪藻土はろ布の目より大きいので通過できず、下図のようにろ布にはりつき、層をつくることができます。


実際には珪藻土の粒子の大きさは20~30ミクロンというかなり小さな粒子ですので、ろ布の外側に液体しか通さない層を張ることが出来ます。
ろ布に珪藻土の層をしっかり吸着させていないと、ろ布が目詰まりし、ろ過の効率が悪くなったり、場合によっては出来なくなります。