02.海水温の変化

先月の今年の初ガツオの不漁のお話の続きをさせていただきます。

今年の水温が低かった理由として、昨年は大型台風が多く海水がかき混ぜられ、海底の冷たい水が上昇して海面の水温が下がり、加えて冬に次々に寒気が流れ込み、海水温が低下したのではないかと言われています。

今年は北上する「初カツオ」がこのように少ないと、三陸沖でUターンしてくる「戻りカツオ」の漁獲が心配されます。
例年の周期が少しずつ変わることによって、世界の海の生態系が変化していくのではないかと懸念します。

海水の温度の変化と言えば、今年はエルニーニョ現象になると言われています。通常なら太平洋東側の南米ペルー沿岸から東風(貿易風)が吹いています。今年に入ってから強い西風が観測されました。

西風が強まると、貿易風で西太平洋に運ばれていた表層の暖かい海水が東に押し戻されます。ペルー沖付近で海水温が通常よりも上がり、エルニーニョが発生します。

夏にエルニーニョが発生すると海水温が高めで上昇気流が強くなる場所が通常より東にずれて、太平洋の西側に位置する日本は梅雨が長引き、冷夏になりやすい傾向になります。

ラニーニャはその逆で太平洋東側の海水温が低くなる現象です。

このような異常気象、海水温の変化が今後の漁業にもどのように影響していくか注意して見守っていく必要があります。pacific
気象庁HPより