05.購入品の品質保証活動は

工程で品質をつくり込む活動の支援を目指し、品質が保証された購入品を調達できるようにするための活動です。
原材料から製品をつくり、顧客に提供するまでの過程において、必ず外部からモノを購入します。

購入したモノに不適合品があったり、決められた期日にモノが入荷しなかった場合、製造部門の生産に支障が生じます。この影響を受け、顧客のニーズを満たす品質のつくり込みができなくなる恐れがあります。

このことを防止するためには、品質保証された購入品を購入する必要があり、そのために行なう品質活動が購入品の品質保証活動です。ポイントは次の3点です。

●供給先の選定と評価・・・新規供給先の選定にあたっては、発注するモノが要求する品質を満たし、納期どおりに継続して納入してもらえるかを評価する必要があります。このために供給先の経営状況、発注するモノの品質を保証する品質保証システム、生産する設備能力、人員および技能などについて評価する供給先評価基準を整備することが必要です。

●供給先の品質指導・・・供給先の評価に基づき、期または半期ごとに品質監査・品質指導計画を立案し、品質保証部門、製造部門の協力を得て実施します。この場合、品質上に問題がある供給先を優先して実施することが肝要です。また、重大な不適合が発生した供給先についてはそのつど、臨時品質監査を行なうことも大切です。

●購入品の管理・・・供給先から納入されたモノについての保管基準に基づいて管理します。必要な時にいつでもすぐに取り出せるように倉庫を整備するとともに、在庫数量を把握できる仕組みをつくっていくことです。なお、保管にあたって品質上最も大切なことは保管中の損傷や異品の混入を防止する事です。

参考資料:よくわかるこれからの品質管理