02.輸入節について(フィリピン)

先月はインドネシアのカツオ節についてお話しましたが、今月はフィリピンのカツオ節についてお話しします。小林食品ではフィリピンのカツオ節は、インドネシアのカツオ節と同様に色々な用途で使用しています。

9月に小林食品の社員がフィリピンのカツオ節工場に視察に行って参りましたので、その時の調査報告からご紹介いたします。

フィリピンのカツオ節は主にジェネラルサントスという街で製造されています。ジェネラルサントスはフィリピン南部のミンダナオ島の南に位置します。首都のマニラから飛行機で2時間弱かかります。マグロ類やカツオを中心とする漁業が主な産業です。カツオ節の他にツナの缶詰、マグロの輸出等が盛んです。
飛行機から降りると、太陽の日差しとジリジリ焼け付く暑さに驚かされます。空港の回りは高い建物が無く、草原が広がります。空港から舗装されていない道を車で20分程走ると、海岸沿いになり、水産会社が建ち並びます。その中にカツオ節会社があります。

カツオの漁獲方法は中型まき網船による巻き網漁です。満船で80tくらいになります。パヤオ(浮き漁礁)漁が主体になります。漁獲した魚は、氷を敷き詰めた船倉に入れ、その上からまた氷をかぶせます。
母船で漁を行い、運搬船で港に運びます。

katsuo-2014-11-01

中型まき網船

9月の下旬に行った頃は、魚が全然獲れていなく、残念ながら水揚げ風景を見る事が出来ませんでした。
現地の人の話では、昨年あたりからカツオばかりで無く、他の魚も全体的に不漁の様です。

カツオ節加工会社は、本来なら水揚げされた生の魚を加工しますが、ジェネラルサントスの港で魚が水揚げされない時は、他の港からブライン凍結(ブライン溶液による急速凍結法)の魚を移動して加工します。
視察に行った日も、ブライン凍結された魚で加工していました。
来月はフィリピンのカツオ節加工会社からご紹介します。