05.完成した製品の品質を維持する

完成した製品は出荷する時まで品質を維持しなくてはなりません。今回はその取り組み方を紹介します。

● 倉庫保管時の品質管理
完成した製品を製品倉庫に保管しますが、異品混入や損傷または減耗などの品質劣化が発生しないように、製品品質の維持管理を行ないます。異品混入の防止、入出庫の状況の把握、入出庫の迅速化を図るため、現品に識別表示を施すとともに、保管場所の所番地を設定し、棚札などを使用して、入出庫の状況および在庫数量を把握するようにします。
入出庫時、運搬移動時の衝撃を緩和し、製品を保護するため、製品の特性にあわせた緩衝材、梱包、包装などを考慮します。錆の発生を防止するため、防錆処理や防錆剤の使用などを考慮するとともに、雨濡れや直置きによる水濡れが起きないように注意します。とくに高温多湿により品質劣化を起こす製品については、空調設備を備えた倉庫に保管する事が必要です。液体、気体などは、蒸発や漏れによる減耗を防止する為、容器や保管方法を工夫する必要があります。

● 出荷時の品質管理
異品混入、異品納入を防止する仕組みづくりとその管理を行ないます。これらを防止するためには、出荷指示書(納入先、品名、数量などを記載)や納品書などと現品との照合を確実に実施し、出荷準備作業記録、運搬納品作業記録を取って保管します。運送業者に輸送を依頼する場合は運送や納品の品質についての契約を取り交わすとともに必要に応じて品質指導を実施します。
倉庫保管中(とくに長期間保管品)、または出荷準備作業中に発生した品質劣化品の出荷を防止するため、出荷準備に製品出荷検査をする仕組みを作ることが必要です。
製品の品質を維持し、正しい物が正しく納入されることで、安心安全信頼といったお客様満足に繋がるかと思います。

参考資料:よくわかるこれからの品質管理