01.お勧めの1冊

よくわかる都道府県
日本博識研究所  宝島社

ご当地愛に「県」は丁度良い(市では狭すぎ、国では広すぎ)のではないでしょうか。例えば、私は高校野球の県予選は母校を除けば静岡、浜松、沼津どこでも特定の高校を応援する事はありませんが、甲子園では県代表を応援します。逆に国対抗のW杯などではもちろん日本を応援しますが、周りも皆同じなので対抗心が湧きません。

さて静岡県の自慢といえば、お茶、富士山、サッカー(かつては確かに王国でした)あたりですが、本書が面白いのはそういう本当の自慢だけでなく自虐ネタが挟まれている所です。県の地図の静岡浜松間にグイッと太線が引かれ新幹線で昼寝地帯と書かれ、解説に「富士山も過ぎたし、名古屋までひと眠り」とあるのです。新幹線の駅は多いものの、のぞみにちっとも停まってもらえない、所謂通過県であることを思いっ切り揶揄されています。もちろん本気で腹は立たず、クスッと笑える書き方なので、ご自分の出身県から気楽に読み流してみては。