02. 輸入カツオ節の状況 H27年5月

今月は、輸入カツオ節の状況についてお話させて頂きます。                     小林食品では輸入カツオ節として、主にインドネシア・フィリピンの節を仕入しています。インドネシア・フィリピンのカツオ節は脂が少なく、人手をかけて骨を丁寧にとっていますので、良質なカツオ節を仕入れることが出来ます。HACCPを取得している工場も多く、安全面においても安心して使用できるカツオ節です。

この輸入のカツオ節が、昨年の秋から20%程度価格が上がっております。

輸入節の価格上昇の背景にインドネシア新政府の政策が関係しているようです。インドネシアの漁は、巻き網船が漁場で漁を行い、小型の運搬船がピストン輸送をして港に魚を水揚げする方法をとっています。新政府は、この運搬船を登録が完了するまで一時禁止ししました。小型の運搬船が使用できない為、大きな巻き網船で港まで運ぶ必要が出て来ます。そのことにより運搬コストが上がり、水揚げされる量が激減しました。

この規制も5月1日に解禁になるとの情報も流れましたが、規制解禁の条件が厳しく、全面解禁には至っていない様です。

また、インドネシア領海内での他国の密漁に対して、非常に厳しい対応をとるようになりました。水産資源の豊富なインドネシア領海内で、近隣諸国の密漁が横行しておりました。厳しい取り締まりを行い、密漁船については、爆破措置をすることもあるようです。この影響でフィリピンを含む近隣諸国のカツオ水揚げ量も減少しました。

水揚げされた魚は、鮮魚として市場に流通され、残った魚が缶詰工場に行き、最後にカツオ節工場になります。カツオ節工場は満足いく数量が確保出来ず、カツオ節が不足する状態が続いています。

このような背景の他に、漁に行っても漁獲量自体が少ないという要因もあるようです。

また、急激な円安で輸入の商品全般の価格が上がっておりますが、カツオ節も類にもれず為替の影響を受けております。

一時は、輸入のカツオ節の入手も困難でしたが、現在は高値ではありますが、2か月前と比べて入手しやすくなってきた印象になってきました。これからの好転を期待しています。