05. 破壊検査とは?

破壊検査とは、材料や溶接部の強度試験、あるいは製品の寿命試験などによって、モノの価値を損なう方法で検査することをいいます。

不適合品が発見された場合、全数検査ができないため、対象品は全数棄却しなければならないこともなりかねません。そのため、製造ロットの初期段階のモノを検査することが大切です。また、破壊試験を行なう部位は、強度など製品の致命欠陥や重要欠陥につながる箇所が多く、破壊検査を実施するに際してはこの点も考慮して行なうことが重要です。

その他、試験機の取扱い方や保守点検の標準化を図るとともに検査担当者の技能向上を図ることも重要です。試験機は、定期的に精度点検し、信頼性を確保しなければなりません。また、検査時に実施する試験機の始業点検、ゼロ点等の校正方法の標準化を行なうとともに、検査担当者の教育を行い、測定の信頼性を確保するようにします。

検査結果を記録する際にも注意する点があります。

  • 破壊検査の数値だけでなく、破損状況も記録する。
  • 検査時の検査条件も記録する。寿命試験など長時間かかる場合は定感覚チェックを行い、その状況を記録する。
  • 検査のため抜き取ったモノの作業条件、とくに加工条件を記録する

参考資料:よくわかるこれからの品質管理

弊社でもこのような破壊検査を行なう時があります。それは、賞味期限等を延ばすテストのときです。

常に35℃で保たれている恒温機があります。その機械に数日~数か月間保管させることで通常の倍の速度で劣化を進めることができます。検査する際には記録用紙に保管条件を記入し、主に微生物検査、水分、官能検査を行い、Keyサンプルと言われている通常の製品と比べ、どれぐらいの違いがあるか調べています。