07.製造現場見原奮闘記!

味付け削り節の選別工程を紹介しています。

 

機械による選別を行ったあと、最終的な確認として、<目視選別>を行っております。

<目視選別>の主な目的は、やはり異物の除去と異物のないことの確認です。

方法はベルトコンベアのわきに椅子を置いて流れている味付け削り節を全量検品するという極めてシンプルな方法です

 

この選別(検品)の特徴の一つとして、原料としている削り節がかつお節か、さば節かでターゲットとしている異物が異なる点があげられます。その理由は、原料となる節の製造方法に関係しています。

 

かつお節を製造するにはほとんどの場合、内臓が取り除かれています。よって、かつおの内臓から由来する異物は少なくなっています。

ですから、かつお節を原料とした味付け削り節の選別は、小さな骨や、調味粉が固まりになった‘ダマ’をターゲットにしています。

 

一方、さば節を製造するときには必ずしも内臓が除去されているとは限りません。よって、かつおと違い内臓由来の異物が少なからずあります。加えて、さばは雑食で、海の生物だけではなく、ビニールごみなども食べているので内臓ありの節は異物を持っている可能性があります。節になると見た目でわからないことが多く、削ってみてビニール片が出ることはごくまれにあります。さば節を原料とした味付け削り節の選別は、ビニール片などの異物の確認もしています(実際に入っていることはほとんどなくないことの確認になっているのが現状です)。

 

現在、金属探知機をはじめとするとても便利で高性能な選別・検品機械がございますが、目視選別を入れることで異物混入の危険性の低下はもちろん、色や乾燥状態、香りなどの官能不良についても早期発見することができます。

作業者の選別レベルをあげるために定期的に自社で開発した選別トレーニングを行っております。