06.食品添加物について

こんにちは。

本章では食品指定添加物防カビ剤についてお話します。

10)防カビ剤

防カビ剤は主に、外国産のオレンジ、レモン、グレープフルーツのようなかんきつ類やバナナを、長期間の輸送貯蔵中に、カビが発生しないように使われております。外国では収穫後に使う農薬として扱っておりますが、日本では、添加物として規制しています。このような外国から輸入品はどうやって安全評価しているでしょうかねぇ。それは、輸入農作物に関しては、「残留農薬」の検査を日本で行われております。その検出された残留農薬量に対して、「残留農薬基準」にあてはまって、判断をします。

まず、言葉の説明。農産物に散布して、病害虫や雑草等の防除、作物の生理機能を抑制等の目的を果たした後、消失できるような理想的な農薬は世の中にございません。その残った農薬は「残留農薬」と言います。「残留農薬基準」は、農産物中に残留する農薬の許容される最大上限値です。その値は、私たちが農産物等から摂取する農薬が一日摂取許容量(ADI)を越えることのないよう設定されています。残留基準を超えて農薬が残留している農産物は、国産品、輸入品を問わず、流通、販売などが禁止されます。

話を戻して、防カビ剤は食品添加物ですが、農薬と同じような検査基準となりますねぇ。そのため、使用量も厳しく計算して、使用基準を守らないといけないです。また、防かび剤を使用した場合は包装に表示する義務が付けられております。例えば、「防かび剤(ルトフェニルフェノール)」使用」のように。防かび剤は、表面に散布しますので、主に果皮に残存しています。よく水洗いにすることで、約30%~70%徐去することができます。果皮を触った手も、忘れずに良く水洗いをしましょう。

代表的な防かび剤は下記のように

品名 対象食品 最大残存量
オルトフェニルフェノール(ナトリウム) かんきつ類 オルトフェニルフェノールとして0.010g/㎏
イマザリル かんきつ類(みかんを除く) 0.0050g/㎏
バナナ 0.0020g/㎏
チアベンダゾール かんきつ類 0.010g/㎏
バナナ 0.0030g/㎏(全体)

0.0004g/㎏(果肉)

では、次回に。

参考資料:食品衛生法;食品衛生学;(財)日本食品化学研究振興財団HP;独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)