03.完・ドバイの日本食事情

小林食品の前島です。ドバイ出張での話、先月の終わりに書いた通りドバイ現地でのハラルについての私の実感を紹介したいと思います。

 

⑤現地で感じたハラル

前回同様、こちらの記事はあくまで私自身の所感である事をまず前置きさせて頂きます。

正直な所、ドバイの中ではハラルについてそこまで厳格に捉えられているようには感じませんでした。もちろん全く無視されているという訳ではなく、大手ファーストフード店では調味料などがハラル対応で変えられており、味が異なっておりました。(某有名フライドチキンを食べましたが、結構味が違っていて驚きました)スーパーなどでも酒類は当然販売されておらず、販売されている食肉についても勿論ハラル認証取得のマークが入っています。ただ、私はイスラム圏の食材については何でもハラル認証が必要だと思っていましたが、野菜など明らかに禁止原料が使用されていないと思われるものについては特別記載が無い物も多かったです。

私がドバイではあまり厳格に取り締まられていないのかな、と感じた理由の一つは、このスーパーのお菓子コーナーでした。何件か回った大型スーパー店では、結構な量のお菓子が取り扱われています。現地のお菓子というものは無いため海外からの輸入品がメインで、日本のお菓子も人気が高いようで見た事のあるお菓子もかなり取り扱っていました。ハラルでは禁止されている添加物もそれなりにあるので、日本のお菓子がよくこれだけ大丈夫だなぁと思って現地のパートナーに聞いてみると、販売を開始した後になってからふとした事でハラルに引っ掛かるものが見つかり、その後は販売されなくなるという事例がかなりあるという事でした。観光地として急速に発展していく中で、そのあたりの整備が追い付かないのが実情のようです。

また、イスラム教が禁酒である事は有名で、基本イスラム圏の国内でお酒を飲むことは不可能なのですが、ドバイでは一部の場所では公然と飲酒出来るようになっています。

宿泊施設を持った建物内の飲食店では、酒類の提供が許されています。これはホテルに宿泊している人だけに許された特権という訳でなく、外来でレストランのみ利用しても飲酒が可能ですし、もう見るからにBARです、と言わんばかりの店構えのお店も沢山あり、正直お酒が禁止されている国とは思えなかったなぁ、と。事実、イスラム圏でお酒を飲めるのはドバイ位らしく、近隣の地域からお酒を楽しむ為にドバイに訪れる人が多いとの事でした。

それでも宿泊設備を有する、という決め事はしっかり守る必要があるようで、条件に該当しない店舗で隠れて酒類を販売し、摘発されるという例も結構あるそうです。

 

今回の滞在は2泊のみで、当然見えていない事の方が多いとは思いますが、私がドバイに訪問して感じた事をご紹介させて頂きました。