05.作業を標準化しよう

ある作業を行なうには、いろいろなやり方があります。これらを、単純で誰もが実行可能で、最も効率的なやり方に統一していくことを、作業の標準化といいます。作業の標準化は、なぜ必要なのでしょうか。たとえば、ある製品を3通りの方法で組み立てたところ、出来栄えは同じだったとします。性能試験を行ったところ、不適合品が1個発見されました。このような場合、どの作業のどこに問題があったかを特定することが困難で、品質の維持向上するための作業改善もできなくなります。作業を標準化して文書化してあれば、作業の復習ができ、どの作業のどこに不適合の発生要因があるかがわかり、品質の維持向上を図るための作業改善ができることになるのです。この事例のように、作業を標準化することは、不適合品の発生を予防し、品質の維持向上を図っていくだけでなく、より効率的な作業方法を見つけだし、生産の効率化を図っていく基準ともなります。
●作業の標準化に際しての注意点
(1)現在行っている作業の作業手順、作業方法などを観察し、文書にまとめる(2)その作業手順、作業方法が、工程品質をつくり込んでいくうえで、有効かつ効率的かを検討し、改善項目を列挙していく(3)改善項目を織り込んだ作業を自らやってみて、ムダ・ムラ・ムリのない作業であるか、さらに検討を加え、修正していく(4)修正作業が終わったら、それを作業書にまとめ上げる(5)作業標準書ができ上がったら、それを、もとに作業者教育を行ない、作業標準書どおりに作業ができ、作業したものが、指定された品質を確保しているかを確認する。
参考資料:よくわかるこれからの品質管理
標準なやり方だと思っていても、左利きの私が教えると右利きの人も同じように真似てしまい、実際には困難になります。基本的なことは統一し、自分のやり易さを見つけ、出来栄えが同じようになるように身につける事だと思います。