03.鰹漁 港での水揚げ

こんにちは。小林食品の前島です。
前回、水揚げの概要とセリの様子を簡単に説明させていただきました。今回は、セリが終わってから実際に水揚げされる様子をお話しさせていただきます。

実はつい先日、弊社の会長とともに、お客様へ水揚げの光景をご案内に行ったところでした。私自身にとっても大変勉強になる機会であり、今回の記事を作成するにはとてもタイムリーな出来事でした。

 さて、水揚げの話を。セリが終わり漁獲した魚の行き先が決まっても、さあやれやれとはいきません。それからは船に乗っている魚を降ろしていかなければならないのです。一言ただ降ろすといっても、巻き網船の容量は数百トンありますので大変な作業になります。多くの男手とクレーンを使い、数日に渡って冷凍された魚の水揚げを行っていきます。大きなネットとクレーンを使用して、船倉から港へ魚を次々に降ろしていきます。

あああ
船倉からクレーンで魚を降ろす様子

 クレーンから降ろされた魚は、魚体のサイズ別にコンテナへ積まれていきます。コンベアの上を滑るように移動して行きながら振り分けられ、数百トンに及ぶ魚がサイズに合ったコンテナまで送られます。

先月ご紹介しましたが、焼津地区の漁港には全国からたくさんの漁船が集まり、その水揚げ量は千葉県の銚子地区に次いで全国2位のボリュームを誇っています。一体なぜ焼津の漁港に集まるのか。その理由はいくつかありますが、大きな理由としては焼津地域の魚の加工範囲の広さがあります。

我々が使用しているかつお節を作る節加工業者はもちろん、缶詰を作る業者、生食用にフィレ加工をする業者など、魚を処理する会社は多岐に渡ります。加工方法によって最適とされる魚種や身質に異なりがあるので、漁船の側からすると買い手がつきやすい環境であるため、焼津には多くの漁船が集まります。港や加工団地の近くを気にして見ていると、かなりの量の大きな冷凍庫が立ち並んでいるのがわかります。

焼津の産業を象徴しているともいえる港の風景。お客様を案内した際に弊社の会長が漏らしていたのですが、港に高架などを作り、港の作業者の邪魔にならないように観光客が水揚げ風景を見学出来るようにすれば確かに良い観光地になるのではないかな、と思います。