05.手を見る工場監査とは?

ものづくり工場では、製品に直接手で触れると指紋や汚れなどがつくため、手袋をつけて作業を行ないます。手袋は、作業をするうえでの必需品ですが、ただ単につけていれば良いというものでもありません。工場で作業者さんの手袋を意識して見てみるとその工場のさまざまなことに気が付くことができるのではないでしょうか。
今回は手袋について、7つの視点をご紹介します。

(1)どんな種類の手袋をつけているか・・・作業をする上で作業性を考慮した適切な手袋が選定されているでしょうか?手袋にもいろいろな種類があります。一般的な布の手袋が作業上よいでしょうか。  それともゴムの手袋、ビニールの手袋でしょうか。また、手袋にはどんな工夫がされているでしょうか。 手袋をつけると汚れが防止できる反面、ごわごわするため、一部の手袋の布の先端をカットして、滑り止めを付けて、作業性と汚れ防止を図るような工夫もできるでしょう。
長時間使用する時には、汗ばむため、布手袋の上にビニール手袋を重ねるなどの方法も製品によって検討できるでしょう。作業者さんのことをどれだけ考えているかで、手袋の種類と工夫が加わり、作業の品質から、製品の品質へと伝わることを感じとる事ができます。

(2)手袋のサイズにはどのような大きさがあるでしょうか・・・衣服にサイズがあるように手袋にもサイズがあります。体格のよい人、小柄な人、さまざまな人がいます。作業を安定して行なうためには、作業者さんの手の大きさにあった適切なサイズの手袋が必要になります。
ものづくりの作業の品質を維持する上で、手袋の大きさまで、配慮するためには、現場の声に耳を傾け、管理者が自分の目で現場を見ていれば、手袋のサイズも、おのずと複数準備されることでしょう。
参考資料:品質管理研究所
次回に続きます