04.アレルギー物質について

新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、鰹節新聞をお読み下さりありがとうございました。
本年も、様々な情報を掲載できるよう努力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

今月も食品にまつわる様々な事故が発生してしまっている様です。
同じ食品製造に関わる身としては非常に残念に感じます。
最近の違反事例では、意図的な表示違反や、意図しない表示ミスなどが非常に目立ちます。
取り分け「アレルギー物質」の誤表記は、アレルギー患者に対しては命の危険が起こり得るということを、食品に携わる我々は改めて見つめなおす必要があるのではないでしょうか。
筆者も軽度の「甲殻類」のアレルギーがありますが、知り合いには「重度」の「たまご」アレルギー患者の方がいます。
彼は、これまで2度アナフィラキシーショックで病院に運び込まれ生死の境をさまよったことがあると話してくれました。
※アナフィラキシーとは、主にアレルゲンを食べる(飲む)、吸い込むことによって全身に現れるアレルギー反応のこと。
じんましんや、かゆみ、皮膚の発赤、粘膜(くちびる、舌、口の中)やまぶたが腫れる・しびれる、息切れ、せき、喘息、症状がひどいと、血圧の低下、意識障害、失禁などがある。

彼の話の中で最も印象に残っていることは、自分が「たまご」が食べられないためきちんと商品の一括表示やパッケージを確認し「たまご」が使用されていないおにぎりを購入し食べたにも関わらずアナフィラキシーショックになって気を失い、気が付いたら病院のベッドの上だったという部分でした。
後に分かった原因は、このおにぎりの製造工場では、「いくら」のおにぎりも生産しており、購入したおにぎりの具に「いくら」が微量に混入していたということでした。
※このような事象をコンタミネーションと言い、食品を生産する際に、「原材料としては使っていないが、アレルゲンとなる特定原材料などが意図せず混入すること」を意味します。
アレルギー物質に関しては、このような重篤な問題を発生しうる可能性があることから、表示義務のスタート時よりアレルゲン表示品目が増えてまいりました。