05.爪に学ぶ「習慣の改善」とは

爪を見ると、爪の色や形から、ヒトの健康状態がわかるといわれるほど、その先端にある小さな爪に、日ごろの健康状態が現れてきます。
工場でもさまざまな問題が現場の最前線に「先端」でおきています。工場にとって、工場の健康状態を示す「爪」は、どこにあたるのでしょうか?工場の健康状態は、わずかな変化としていたるところに現れているはずですが、日々の現場の忙しさに追われ、問題を顕在化するまで小さな変化に気が付かない事も多いのではないでしょうか。問題が起きた時こそ、心を落ち着かせ、今後のために振り返って見ることが必要です。ヒトの爪は、どんどん伸びてくるため、定期的にカットします。単に切るだけではなく、爪の健康状態も見ることです。ただ単に切るだけの繰り返しだけでは見落としているものがあるはずです。伸びた爪を深く切りすぎてしまった場合には、巻き爪が発生しやすくなります。巻き爪によって痛みを伴うと足をかばうだけでなく、腰や肩などに負荷がかかり、体のバランスを崩しさらに大きな問題をひきおこす要因となることがあるでしょう。症状が良くなっても、再発する可能性があることも理解しておかなければなりません。工場で爪を正しくカットするように製造工程や検査工程で正しく検証された手順や基準になっているでしょうか?工場で起きている目の前の問題を根本的に改善することも同様ではないでしょうか。すぐに、問題の痛みを取り除く迅速な処置も大切ですが、処置した後に根本的な原因を解決しなければ、問題は再発してしまいます。問題のある日頃の「習慣」を改め、その工場の本質的な問題に目を向け、時間をかけてでも着実に見直すべきことは何か考えていきたいものですね。ヒトの健康も工場の健康も失ってから気づくことが多いです。現状の健康に感謝して、品質改善に生かしていきたいものですね。
参考資料:品質管理研究所