04.アレルギー表示について

食品表示を作成するうえで、その商品の製品規格書の確認をしていますと、特定原材料が「微量」しか含まれていない場合があると思います。
こういった時に、表示上ではどうしたら良いでしょうか?
アレルゲン表示に関しては「アレルギー患者の食品選択の幅を過度に狭めないようにする」という配慮も必要になってきます。
苦情の予防のために、ごく微量でも特定原材料由来のたんぱく質が含まれているなら表示をした方が良いという考え方も当然あると思います。
食品表示のルールには、この「ごく微量」の定義が決まっています。
最終加工品における特定原材料等の「総たんぱく質量」が「数μg/ml」の濃度レベル、または、「数μg/g」の含有レベルに「満たない」場合は、アレルギー症状が誘発する可能性が極めて低いことから、この含有量「以上」を含む場合は表示が「必要」とされています。
この数値をはじき出すためには、最終加工品を分析機関に依頼するなどして「定量分析」するか、配合計算により判断することができます。
ちなみに、μg/g(マイクログラム/グラム)をグラムで表記すると、「0.000001グラム」となり、1グラムの100万分の1ということになります。
アレルギー物質の検査に関しては、各分析センターにて実施していただけます。一部の特定原材料に準ずるものに関しては定量分析ができないものもあります。
「ごく微量」の判断は、あくまで最終加工品で判断する必要がありますので、ご注意下さい。

アレルゲン表示について勉強していると、「コンタミネーション」という言葉が目に入ってきます。
コンタミネーションとは、食品を生産する際に、原材料として使用していないにも関わらす、意図せずに特定原材料等が最終加工品に混入してしまうことを言います。
例えば、特定原材料の「そば」を使用して加工した製造ラインで、次に「そば」を使用しない別の製品を生産する場合や、切り替え等でラインの洗浄を行っているにもかかわらず混入してしまう場合などがあります。
アレルギーに関連することであるため、私たち食品製造者は「コンタミネーション」が発生しない様に、最大限の努力をしなくてはいけません。