5.梱包作業の注意点①

モノには梱包が付き物です。その梱包が不良によりクレームに繋がることもあります。今回は梱包不良になりえる事例を2回に分けて、いくつかご案内致します。
製品は出荷前の最終検査をうけて合格した後も梱包・保管・輸送における4M1Eのばらつきにより、製品品質が劣化したり、破損したりする要因が数多く潜んでいます。
意外と多い梱包不良について、不良事例を例にとってどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

●梱包手順間違い
梱包仕様と違った作業を梱包員が行なうとわれやすい製品の場合は破損してしまいます。出荷梱包というそれほどむずかしくない作業であっても、梱包に作業者自身のサインをする事で責任をもって梱包作業を実施し、梱包作業者の注意を促す方法をとる企業もあります。問題が発生した際は、お客様からのクレームとして、すぐに梱包者の当時の作業状況を確認することもできます。

●梱包容器の天地逆転による破損
梱包容器の上と下の置き方の管理が必要な場合、天地逆転しないような保管管理がわかる表示が必要です。人間が長時間、鉄棒でさかさまになれば、頭に血がのぼってしまうように、製品でも、上下反対の状態で保管されると大きな負荷がかかるものもありますし、反対にした際の落下衝撃が加わることも理解しなければなりません。

●梱包作業ツールの梱包への混入
梱包時に使用するテープやカッターなどの梱包に使用するツールが梱包に入らないような管理が必要です。きちんと置場を決めて、作業後に使用したモノが整頓する基本動作は物づくりの基本です。複数の作業者が交代で生産する場合は後のシフト作業者が気持ちよく仕事に取り組み、その後に自分が気持ちよく仕事ができるような心遣いが大切です。
参考資料:品質管理研究所