3.鰹の世界的状況

こんにちは。社長の小林です。今年の1月から担当して、今月でこちらのページの担当が最後となりました。ありがとうございました。あの時期から比べますと、季節も随分と暑くなりました(汗!)

カツオ節は日本では食べ物としては世界の中で見ても独自の文化を遂げてきました。実は原型は世界中で見られています。
年間およそ3万トンが鰹節として消費され、鰹節を作る鰹としては水揚げ量として15万トンほどが必要とされています。確かに「花かつお」として鰹節の需要は停滞気味ですが、加工食品や出汁パック製品に関しましては、市場が広がっている状況です。
日本で消費される鰹節の原料となる鰹は、海外旋網船で取られてきます。他国の漁船団が漁獲物を取ってバンコクの缶詰市場に運搬船を使いながら入れるのに対し、日本の漁船団は焼津、枕崎、山川に帰港して水揚げを行っております。
この日本船が漁場にいくまでの航海日数が片道で5日~1週間ほどかかります。これは単純に現場で行う漁期が少ない事を意味します。今後はもしかしたら漁業量確保の為に運搬船を使用した方式に変わるかもしれませんが、現状では船型の大型化が進められています。とはいうものの国内調整上、世界の型でみれば日本は小型に部類する魚槽が800トンの船が主流です。これではどうしても日本に持ってくる鰹に限りが出てしまいます。現状、日本で加工される鰹は大凡1日400~500tといわれています。複数回に分けて説明しましたように、漁場の確保をはじめとする状況が、20年前よりは獲れにくい状況になってきました。
また諸外国の状況も流動的で、例えばインドネシア内での調査では海洋資源から確実に税金を取れば年間8兆円の税金を徴収できるのに、それが現在は行えていないそうで、まずは違法操業を行う外国船を爆破しています。政府が海洋資源を確保する観点から操業を停止させている為、一部の漁労会社と加工会社には魚が入ってこないので、現地のインドネシアの会社も相当苦労している様で、フィリピン資本の缶詰工場は撤退したとの話も聞きました。安定的に鰹が入るようになるには状況は複雑になりつつあります。
日本の旋網船の船の技術と船員の熟練度は世界で一番だと聞いております。そのような旋網船が鰹を思う存分取り切れていない状況が長期間重なる事により、太平洋沿岸諸国では冷凍鰹の在庫が少なく率つあり、世界で相場が下がりきらないのです。
焼津のここ2年ほどの相場を確認しますと、2015年と2017年の5月で平均相場を比較しますと、1.6倍です。

鰹節の相場状況に関しましては引き続き営業担当者、並びに弊社の川久・和田宛にご連絡ください。よろしくお願い致します。 
小林