2.節類の状況

現在の節の状況をお話しします。
かつお節に関しては、皆さんもご存知とだと思いますが、昨年の秋ごろから価格が上がり、今年の1月頃をピークにずっと高値安定しております。現在も、カツオ漁の不漁から価格が下がる見込みが見えません。しばらくは、この価格で推移していくと思われます。

輸入カツオ節も、高値になっています。カツオの需要が世界的に伸びています。カツオは鮮魚や缶詰等から買われ、最後にかつお節等の加工用に回ってきます。漁獲量が少ないため、カツオ節用にはあまり回って来ません。今年に入ってから、カツオ漁の漁獲量が極端に落ちてきていて、日本に輸入されるカツオ節が少なくなっています。必然的に価格も上がっており、自分が仕入れに携わってから一番高くなってきています。カツオ節のサイズも非常に小さい物が多く、削っても大きな削り花にならないので、使用する用途を考える必要があります。
フィリピンの現地では、少しカツオが獲れ始めて来ているようですが、未だ需要に供給が間に合わず現地消費で終わってしまっているようです。漁獲量が上がってきている事なので、今後の継続的な漁獲量の増加を期待します。

サバは、お盆を過ぎると脂が乗って秋サバと呼ばれるサバに変わります。それでも今年は、お盆が過ぎてからも、この時期にしては質の良いゴマサバが水揚げされる事があります。価格はサバの取引値が底上げしていることもあり、秋サバにしては高めに推移しています。その中でも脂の多い魚は比較的安価で、脂の少ない一品物の魚はかなり高値で取引されています。使用用途に合わせて購入していく必要があります。

他の魚に関しては、宗田カツオが国産、輸入共に数量が少なく高値で推移しています。片口イワシ、ウルメイワシの煮干しに関してですが、片口イワシはシーズンから外れ、数量は落ちておりますが、安定した価格で推移しています。ウルメ煮干しもシーズン中に安定した漁があった為、価格は例年通りに落ち着いています。

原料の相場が読みにくくなっていますので、魚の質と価格が合う時に自分が納得して購入出来るかが大事になってきます。