社長の言葉

人生を丁寧に生きる・・・
あなたは、御自身の人生を丁寧に生きていますか?

小林食品株式会社 代表取締役社長 小林大介

数年前、ある研修に参加した時の事です。そこに居た当時30代後半の彼は、成果の出ているコンサルタントを辞めて、ドクターになる決意をしようとしていました。その方のまなざし・愛情表現・笑顔・周囲への気遣いがとても人間として美しく見えました。
それを見たその場にいた人が思わず
「○○さんは、とても人生を丁寧に生きていらっしゃるように感じられます。」
と感想を述べられました。

人は誰でも、自分の人生を丁寧に生きたいと思う。でもそれがなかなか出来ないのも事実でしょう。

私自身、自分の人生を丁寧に生きているか?
と問われれば、即答はできません。それでも私は、そうなろうと努めているとは辛うじて言う事ができるようになりました。

私は仮にあなたが小林食品に入社しても、あなたが希望するものは提供できないかもしれません。逆に、この手紙を読んで何かを感じているあなたに、私は求めているモノがあります。私はわがままな性格です。ですからこれから手紙を読み続けていくにつれ、最後まで興味を持ち続けた場合のみ、募集してみてください。

安易に転職し入社してみたら、会社のトップとの考え方が違い、歩むべき方向が違っていれば、お互い不幸になるばかりでなく、周囲に多大な迷惑をかけます。それこそ人生を丁寧に生きられないなによりの証拠になります。お互いが人生を共に歩んでいく中での、私があなたにできる社会人としての最低限の務めです。

1.自分に感謝が出来る人

例えば、この手紙を読んでいる自分自身に感謝して欲しい。それは他者との出会いや機会に感謝すると同時に、自分自身を大切にして欲しい。という意味です。
美智子皇后様が、子育てに関するコメントで、
『幸せな子でなく、どんな境遇でも、「幸せになれる子」を育てたい。』
というお話をされていたのですけど、様々な物に感謝して、自分を大切に出来る人はどんな境遇でも笑って幸せを感じられると思います。感謝を表現出来るのは、きっと幸せ方だと思います。その感謝を他者とともに、自分にもしてください。

2.少しずつで良いから前に進める人

コツコツ出来て、3年後、5年後に大きな力を持っている人という意味です。
1周間に2%進む事を1年続けると280%、2年続けると784%、3年で2195%・・・3年で22倍の差。すごい実力ですね。
例えばほんの少し頑張る。1の所を1.01頑張る。1.01を365回掛けると、37.8になり、手を抜いて0.99を365回掛けると、0.025になります。
2001年サンフランシスコの物理学者の実験です。一番最初のドミノは高さ5センチ。次が1.5倍の高さで順に並べると、8枚目で子供の背丈の高さに成ります。そして最初の一枚を倒すと、全部倒せました。このまま続けていきますと、18番目でピサの斜塔をこえ、23番目でエッフェル塔、31番目でエヴェレスト、57番目のドミノは月に届きます。
僅かな違いがやがてとても大きな力の差となって目に見えてくるのです。

3.人と比べない

90分の映画で、40分ぐらいのところではだいたい主人公は敵に負けます。そして訓練を重ね、相棒や仲間を手に入れて、最後に勝つ。それがヒーローズ・ジャーニー。あなたは、人生4合目のところで、ボーナスを他の人間と見比べて、不満を持ちますか? そして逃げますか?
例えば貴方が学生なら、古文が隣の生徒より出来ずに数学に走り、数学も出来ずに化学に走り、最後には英語に走り・・・とはしてこなかったはずです。
きっと得意分野や興味分野を突き詰めて、専攻学科があったのだろうと思います。

見る物を他の人間と見比べるか、過去の自分を見て、前を進むか? 全部はあなたが決めます。伸び悩みは必ずあります。小林食品に入社したら、伸び悩んだら社長室を尋ねてください。相談相手になります。

4.考えながら積極的に物事をこなす人

私は人生を丁寧に生きたいし、同じ時間を共有するあなたは、とても価値ある時間を過ごしています。ダラダラだらしのない時間を過ごしたり、相手に電話をしないで何かを一日遅らせたり。私がそれを好まないのです。私はやりたい事がいっぱいあります。
人生やりたい事がいっぱいある。色々な物を経験したい。その意味では物事ドンドン処理して、多くの経験値を積みたい。その為には色々な考えを持って積極的に発言できる人間になってください。入社一年目だから言っていいのか、悪いのか、と考えずに引っ込み思案にならずに、ドンドン前にすすんでいける。仕事もより高いものを望むために、上司や御客様や同僚と積極的に関わっていく。
そんなあなたをお待ちしています。

5.仕事を貰えて有難いと言える人

色々やらせてもらってありがたい。こんな経験させてもらえてうれしい。そう思える人です。仕事が増えて愚痴が増える人が居ます。逆に感謝が増える人がいます。我々は仕事に対して、感謝出来る人を求めています。J・Bリッテンハウス「私の賃金」からの抜粋です。

私は人生と交渉して一ペニーを受け取る事にした。そして人生はそれ以上を払おうとしなかった。どれほどの賃金であれ、私が人生に要求しただけのものを、人生は快く払ってくれたはずだ。

私もそう思います。その中で人生に何を求め、供給するかはあなたが決めます。給料のためだけと思えばそれ以上は苦痛以外の何物でもなく、それ以上のものは増えません。同じ仕事でも前向きに仕事をこなし価値を感じれば、自ずと働く時間が増えます。勿論お給料が大事なのは重々承知しておりますが、その中で準備された仕事がお給料とは別に、感謝できる人でありつづけ、価値を感じられる人であってほしいのです。


以上となりますが、あなたが求めるものは、会社にではなく、御自身にある事をまずは自覚してください。仮に何かが上手に行かない時に、自分自身の未熟さを顧みず、周囲の責任にするような考えでは、我が社に入社したら非常に苦労します。我が社に入社すれば、自分の生活が安定する。安心する。という考えでの入社はご遠慮いたします。
仕事の内容は、外からは判らないが、何でも取組み、自分の糧にして、自分で高い場所にどんどん進んでいける。そんな人をお待ちしております。

小林食品株式会社
代表取締役社長 小林大介