08.山彦日記  8月1日

とにかく暑い! 近年特に暑い! 夏は田舎もやっぱり暑い。

日差しがぎらぎらと刺すように照っている。この時期の植物は成長がとても早く、畑
のきゅうりもゴーヤも庭の朝顔もすぐ伸びる。

「朝顔につるべとられてもらい水」 加賀千代女作
山彦にはこの情景がよくわかる。日中の強い太陽の光で朝顔はぐったりと葉をうなだらせていても、翌朝はまあるいさわやかな花を咲かせる。しゃっきりと葉を広げ、つるは確実に上へ四方へと伸びている。夕立でもあればなおさらだ。

朝顔の観察日記といえば小学生の夏休み自由研究の定番であろうか。山彦も小学生のとき試みたことがある。「簡単だし、時間も取られないし、見栄えよくまとめられるかなあ」と安易に考えた。小学生向けの雑誌にもよく取り上げられていたと記憶している。ところが、ところがである。

山彦の庭でこぼれ種で勝手に生えてくる朝顔ではあるが、わざわざ種を買って蒔きました。水をあげて、芽が出てくるまで数日かかります。いくら暑くでも数日かかります。そして芽が出るころには忘れちゃっているのだ。観察日記の存在を。

早朝のラジオ体操からはじまって、川遊びやら虫取りなど田舎の小学生は忙しい。
ふと気がつくと夏休みも終盤になり、元気よく茂っている朝顔をみて「宿題」の二文字がちらつく。あ~あ今年もやっちゃった。

盛大に伸びている朝顔と涼しげな花そして白紙の観察日記