02.魚のセリサイズの構成と相場②

今月は、購入グループと好みのサイズを説明いたします。

缶詰業者の人達は、4.5kg以上のサイズの物を好みます。缶詰を製造する際には、魚の骨を1本1本ピンセットを使って取り除いていく作業がありますが、魚のサイズが大きいほうが、骨を取り除き易く、骨抜きの際に身がボロボロと崩れないので、作業性が良く最終製品の歩留まりがよい為に、このサイズが好まれます。

ですので場面によっては7kg以上の物を好まれ、その次に4.5kg以上の一つ下のサイズであります、2.5kg~4.4kgの物を好みます。上記の理由から1.8kg以下の物は仕事にならないので好まれません。

次にロイン加工のグループの人達は、2.5kg~4.5kgのサイズの物を好んで購入します。この次に1.8kg~2.4kgのサイズの物を好みます。これは最終消費者が実際に魚を口に入れる際に、例えば刺身やタタキでのサイズが口に合う程よいサイズだからです。

輸出業者の方の主な御客様はタイの缶詰業者になりますので、日本の缶詰業者の方が購入している、4.5kg以上の物を好み次に、2.5kg~4.4kgの物を購入します。

鰹節業者の人達は、主に2.5kg~4.4kgのサイズの物を好みます。
このサイズでの鰹節を製造する際に、歩留まりがよい事と作る作業性(手間)が一番少ないからです。

一般的に贈答用とされる「本節」に使われるサイズは4.5kg以上の物になりますが、これは節として販売される姿売りでしたら好んで購入されるのですが、鰹節業者の御客様にあたる削り節業界で使用される、業務用の削り機が、昔は鳥羽式と呼ばれる原料投入口が大きい削り機会を使用していたのですが、近年では4.5kg以上の鰹から作られる鰹節が機械に入りづらい、新型の削り機が主流になってきました。よって4.5kg以上の物を鰹節業者の人達は購入しなくなってきています。

4.5kg以上の物を仮に購入しても、カットするなどの作業するので、結果的に手間暇とコストが掛かってきます。1.8kg~2.4kgのサイズの物も好んで購入しますが、一つ上のサイズの物よりはどうしても魚のサイズが小さいので、大きい物よりは手間が掛かります。また近年では1.8下も好まれて買われるようになってきました。サイズが極端に小さい分、製造時間が短くて済むというのが一つの利点です。

よって、2.5kg~4.4kgに人気が集まります。