07.製造員見原の奮闘記!

今月は再研磨の紹介の続きからスタートです。

再研磨のときに注意しなければいけないことがあります。それは裏を磨きすぎないことです。裏というのはカンナ刃の角度が大きくとってあるほうではない面です。(図参照)


なぜ、裏面を注意しなければならないのか説明いたします。

それは、裏面の研磨の大きさが、削り花の通り道の大きさになるからです。花の通り道が小さければ小さいほど薄くきれいな削り花しか通りませんが、通り道が大きくなれば、削り花よりも厚い骨や魚皮が入ってしまうことになります。

お客様からお問い合わせを頂く内容として骨の混入(主に鯖節の削り)があります。その対策としまして、まずカンナ刃の裏面を丁寧に研磨し(裏面の研磨をしすぎない)、削り花以外の物が通らないように裏面の研磨の大きさを管理しています。

しかし刃先の研磨幅の管理は効果はあるものの万全の対策とまではいきません。隙間を少なくしましても、そのわずかな隙間を通ってしまうことがあるからです。ですので後工程に風力選別工程を入れているのですが、異物をゼロにするところまではいかないのが現状です。

カンナ刃の刃先は削り節を取り扱う弊社において細心の注意を払っている部門のひとつです。熟練の作業者ともなれば、刃先を触っただけで切れがよい刃、悪い刃の区別がつきます。取り扱うものが違いますが鉄工場の職人さんたちと同じような感覚を持っていると思います。(余談ですが私の前職が鉄工場でして、金属加工のことに少しりかいがあります。)

次号は‘削り盤’を紹介します。削り盤と14枚のカンナ刃が合わさることにより、いろいろな削り節が生まれます。

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肌寒さもだいぶおさまってきまして春を感じるようになりました。遅い桜もようやく咲いています。寒さが苦手な私も朝起きが苦にならなくなってきました。春は何かが起こりそうでわくわくします。