04.削り節工場に於けるHACCPの取り組み

こんにちは。新緑のきれいな季節になりました。気分も晴れやかになりますね。

さて、先月は「食品との接触面」の洗浄と、洗浄剤のお話でした。今月もその続きから…。

「酸性」にも弱酸性から強酸性まで幅があります。酸性洗剤は、水垢やシミ、洗剤カスなどの「無機質」の汚れを強力に落とします。タンクやパイプに白いシミのような汚れが付くことがありますが、そういった汚れを落とします。

ですから、普段のアルカリ洗浄でタンパク汚れを除去し、時々酸性洗剤で無機汚れを落としたりできます。(※決して混ぜてはいけません。)

ですが、こちらも強い腐食性があります。使用する面の材質には注意する必要があります。また、作業者の保護も必要です。

この、アルカリ性と酸性を混ぜるのは「危険」です。いまや常識ですが、有害ガスを発生させて人体に悪影響を及ぼしますので、特に取扱いには気をつけてください。

「中性」は、アルカリ性と酸性の真ん中にあたります。普段台所で使っている洗剤は、この「中性」にあたるものが多いのではないでしょうか。アルカリ性や酸性と違って、作業者に優しく、また、腐食性もありませんので、表面の材質にも優しいといえます。

しかし、洗浄力はアルカリ洗剤や酸性洗剤に比べると劣ります。食品工場で使用される「中性洗剤」には「界面活性剤」が「含まれるものがあります。「界面活性剤」が入ることによって、汚れを浮かせて除去できます。アルカリ性や酸性のように、汚れを溶かすほどの力はありません。

また、除菌成分が入ったものもあります。食品工場で使われている洗浄剤では、この除菌成分が配合された「中性除菌洗浄剤」を使用している工場が多いのではないでしょうか?

食品加工場の「汚れの性質」や「表面の材質」を考慮して、それぞれの工場に適した洗浄剤を選択していくことが良いでしょう。自社の工場の汚れの性質を踏まえて、洗剤メーカーさんに相談して最も適した洗浄剤を選んでみて下さい。

洗浄方法としては、洗剤の効果はすぐに発揮されるわけではありません。汚れに入り込み浮き上がらせる・汚れを溶かし出す、どちらも時間が必要です。時間をかけるには容器に器具を入れて、漬け置きするのが簡単ですが、大きな機器などの場合は、泡状にした洗剤を吹き付けるのも手段の一つです。