08.山彦日記  7月1日

7月や8月は山彦にとってとても憂鬱である。

暑いから?それもある。愚息が夏休みで昼食の支度をしなくてはいけない?それも理由のひとつではあるが、一番の理由は雑草が生い茂ることである。畦や畑はもちろん 庭やちょっとした空き地にもいつの間にか生えてきてむさくるしいことはなはだしい。

庭の植え込みのすき間からは何か別の葉っぱがのぞいたなあと油断しているとすぐさま植木より大きくなってしまう。敵は雑草だけではない。

ある年の夏 こぼれ種から芽吹いた朝顔が狂ったように繁茂し、ブルーベリーに絡みついた。ブルーベリーの収穫も終わったから、朝顔の花でも楽しもうとそのままに伸びるに任せておきました。

そうして秋に朝顔を片付けたら、あわれブルーベリーさん瀕死の状態になってしまっていた。朝顔の葉や蔓がブルーベリーを覆い隠し、ブルーベリーの葉が日に当たらなくなっていたのだ。こぼれ種だから朝顔の花は小ぶりだったし、ブルーベリーがまともに実をつけるまで2年ほどかかった。ブルーベリーには悪いことをしてしまった。

夏のこの時期は雑草との戦いの感さえある。まめに草を抜き、雑草を刈り取らねばあっという間にのっとられるから気が抜けない。ああ疲れる…憂鬱である。

雑草と一口に言ったら雑草に「私にはちゃんとしてなまえがあるのに 失礼なやつ」と小言をいわれそう。

でもあえて言う 夏の雑草たちよ 君たちはたくましすぎる。ここは山彦の庭だぞ。
不法侵入お断りだ!