05.検査とはどんなことなのか?③

今回は品質の特性『目視』についてお話させていただきます。では初めに、5つの「みる」についてご紹介させていただきます。

  1. 見る(製品の出来栄え確認)

現場にある製品の外観形状、色、状態を人間の目(視覚)で見て、良品と不良品の判断基準をもとに、合否を客観的に判断します。製品の外観不良情報は迅速なフィードバックを行う為に識別して、収集・蓄積します。

自社では、製品を作る際に前回のサンプルと色、外観、形状などを比較しています。その際に製品の出来栄えを目で見て手で触ってみて、万が一基準から外れた場合は一旦、製造を止めて確認した後に再度製造を開始するようにしています。その為、不適合品を最小限に抑える形になっています。

  1. 観る(製造工程の現場確認)

不良の発生要因となる製造工程の流れ(動き)を観察します。製品の製造上のばらつき要因となる5M1Eの変化点と不良の因果関係をみつけだします。

5M1Eとは、人(Man)、方法(Method)、測定(Measurement)、材料(Material)、機械(Machine)、環境(Environment)の頭文字になります。

製造する人の人数の確保をし、製品となる原料、資材、基準値の確認、製造前後に機械の確認、最後に全体の環境を把握した上で製造をします。

製造に毎日、携わって行くことで物事に敏感になり、機械音ひとつでもいつもと違う音が聞こえ、機械の不備の確認ができたり、削り節の乾燥具合や厚みが変われば、乾燥機や刃の調整をしています。

昔に比べればものづくりは早くて簡単になったかもしれませんが、全てがスイッチ一つで出来る工程ではありません。製造する上でやはり人の目で観て確認すると言うことがとても大事になります。

次回は残りの3つの「みる」についてお話します。

参考資料:品質管理研究所