05.検査業務について

今回から検体とサンプリングについてお話します。

検体・・・検査においては、大多数の場合が破壊検査であり、対象すべてを検査することはできません。また、たとえ非破壊検査であったとしても、数が非常に多ければ全数を検査することはできません。

そこで、検査対象から一部を採取し、これを検査します。この検査される部分が検体と言います。

検体で行われた検査の結果から、検体が採られた元の集団(ロット)全体が判断されるので、検体はロットの特性(検査対象となる物質の濃度など)を正しく表わしていなければなりません。

これを保証するための検体の採取技法は、次のサンプリングの項に詳述します。

ロットの特性を代表するということに加え、採取された検体が検査に供されるまでに、その特性に変化が起こったり、あるいはどのロットから採取された検体なのかが曖昧になってしまっては、元のロットの品質を保証するという、検査の目的を達成できないので、このようなことが起こらないようにすることも重要であります。

このため、検体の採取、運搬、検査所での受領、保存の各段階で配慮が必要になります。

参考資料:食品衛生検査指針

破壊検査とは、検査方法の1つで、検査対象となっているモノを破壊するか、またはモノの価値を損なう方法で検査する事をいいます。

※例えば1つの製品に対して1検体の検査の結果によって全ケースの合否が決まる事。そのため、製造ロットの初期段階のモノを検査する事が大切です。

その反対に非破壊検査はモノの価値を損なわずに検査するため、全ての結果を知る事の出来る全数検査と言うのが可能になります。

破壊検査を行うことにより、検査する側にも常日頃、注意しなくてはいけない事があります。
それは次回にお話させていただきます。