03.直近の水揚げ量と価格推移

こんにちは。GWを前後して、マスコミ各社から、鰹節の価格に関するお問い合わせを複数いただきました。

相場モノの不思議なところは、大量に在庫があっても上がりますし、少量でも下がることがありますが、本当に少ないと暴騰します。
下記資料は、海外巻網船の水揚げ量と冷凍鰹の輸入量を年度別に調べてみた表です。

24年

1月

2月

海巻水揚

10,734

12,868

輸入量

5,298

1,571

合計(t)

16,032

14,439

25年

1月

2月

海巻水揚

8,196

10,261

輸入量

1,942

655

合計(t)

10.138

10,916

24年度の水揚げの合計が合計で23,602㌧のところが、25年度で、18,457㌧で、前年対比が約78%となっております。

通常、原料が世界的に取れていますと、1月と2月で多少漁獲量にズレがあっても、輸入の冷凍鰹を日本に輸入する事により、その必要量をカバーします。しかしこの数カ月間は、海外の輸入の鰹は、日本にほとんど入ってきておりません。表記の通り、24年度の1~2月度の合計で6,869㌧の輸入実績が2,597㌧で、対前年比で37%となっております。

3月の輸入統計が現時点では出ておりませんが、2月度の数字に近い数字になると思われます。

この背景には、輸入のカツオの代表格がインドネシアになるのですが、インドネシアでは漁獲量自体は多いのですが、鰹節と缶詰用の“加工用向けサイズ”の大きいサイズがほとんど取れずに、小さいサイズの鰹ばかり取れています。この中での僅かながらに取れた大型サイズの鰹は、その多くがバンコクに行ってしまうのです。

5月中旬辺りから、「東沖」と呼ばれる、三陸沖を東に向かった漁場に日本の巻網船が鰹を取りに向かいます。この漁場での漁獲量と、以前説明しましたFATsと呼ばれる中西部大西洋での漁法規制が夏場に始まります。この2つが今後の相場に影響を与えると思われます。

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