05.検体・「採取とは?」

今回は検体の採取についてお話します。検体採取は、あらかじめ定められた採取計画に従って行われるので、まず検体採取しようとしているものが、採取計画において指定されている対象であることを確認します。

このとき、採取した検体の母集団であるロットの範囲を明確にしておくことが重要であります。サンプリングの量などはあらかじめ決められた方式に従い、代表的なサンプルが採られ、分析対象量が変動しない事が保証される方法で行います。

また、対象となるロットについての情報なども記録する必要があります。この記録表に従い、輸送・受け入れ・検査時の検体の確認、最終的な検査報告の作成が行われ、この報告に基づいてそのロットの適・不適が判断されるので、間違いのないように記入します。
記入項目としては、
採取年月日・採取場所・採取者・採取量・採取方法・検体の状態などの採取にかかわる事項。
品名・ロット名・生産地・輸出国・製造年月日・形状・量などのロットにかかわる事項。
検査目的・検査項目などにかかわる事項。
その他の注意事項(運搬、保管温度、保管容器など)が必要になります。
参考資料:食品衛生検査指針検査をするにあたって、検体は必ず必要です。なので、採取する事は日常茶飯事です。採取する上で製造日、製品名等は必要な事であり、製品の事で質問したい時に検体の記入項目や検査日報を見て、採取者(製造現場の担当者)に確認がすぐにとれます。製造現場でも製品ごとに日報が作られているので、機械の状態や使用原料等の確認ができるようになっています。自社では、それぞれの製造ラインごとに必要な記入項目が日報になっています。その分、余分な記入が省かれ、仕事がはかどるかと思います。次回は、検体の運搬・受領についてお話します。