03.海外まき網漁のカツオ使用用途

今月は、海外まき網で漁獲されたカツオがどのように使用されているかお話させて頂きます。
海外まき網漁船の国内での水揚げ漁港は、枕崎、山川、焼津、石巻、女川等になります。

2012年度の各漁港の水揚げ量は、
焼津 53.1%  枕崎 24.2%  山川 16.3%  石巻  3.7% 女川  0.7%  他   2.0%
になり、焼津が過半数以上を占める量を水揚げしています。


社)海外まき網漁業協会より

水揚げされたカツオは、サイズ別に競りにかけられますが、主要港である焼津に水揚げされたカツオの60~70%は近隣の鰹節工場で使われます。主に削り節の原料となる荒節に加工されます。2012年度の焼津、枕崎、山川に水揚げされたカツオは下記の用途に使用されます。

カツオ節  69.5%  生食加工品 9.8%   加熱加工品 4.5%  輸出 8.0%    その他 8.2%

上記の様にカツオ節の原料にされる比率が最も多く、日本で使用されるカツオ節原料の17万トンのうち、約10万トンは、海外まき網漁船で漁獲されたカツオが使用されています。

また海外では、タイ、フィリピン等に輸出され、主として缶詰に加工されています。世界のマグロ、カツオ類缶詰の主要生産国は、タイ、スペイン、アメリカ、エクアドル等ですが、その中でもタイは豊富な労働力で急成長を遂げ、世界最大のマグロ・カツオ類の缶詰生産国に成長しております。

各国の漁船団から供給される原料を使用してタイで生産された製品は、北米や中東、EU、オーストラリア等の世界中に輸出され、安価なタンパク食料として不動の地位を確立しています。

参考資料:水産振興