05.検査業務について

生産工程と各段階での「品質」

顧客に提供する製品やサービスは、仕事の流れをたどってつくられていきます。この流れの部分が工程(プロセス)であり、つくることを作業といいます。工程にはそれぞれに工程特有な品質特性を持っています。つまり、製品企画段階での「企画品質」、製品開発・設計段階での「設計品質」、製造段階での「製造品質」、製品を顧客に提供した時点から発生する「使用品質」があり、それぞれ次のようなものです。

  1. 企画品質

企画品質とは、顧客の要求または消費者のニーズを把握して設定する品質で製品の基本機能である性能・効用・寿命および、付帯機能である外観などの品質特性があります。

  1. 設計品質

設計品質とは、企画品質を設計図に反映させ規定する品質で、生産技術力・生産能力・コスト・安全性・メンテナンス性などを織り込んだもので、製造の目標品質となります。

  1. 製造品質

設計品質に基づいて製造されたものの品質で、企画品質および設計品質をモノとして具体化したものです。実際には生産技術力・生産能力・作業方法などの影響を受け、設計品質に対してもバラツキが生じます。

  1. 使用品質

工場から出荷し顧客に渡って、顧客が使用するときの品質で、企画品質・設計品質・製造品質などの、企業活動の総合的な品質を表わします。顧客の要求する品質が網羅されて、顧客に満足してもらえるかが、企業または製品の信頼性を左右することになります。

参考資料:よくわかるこれからの品質管理

商品を作る際にはそれぞれの工程で品質を作り、合格したものが市場に出まわっています。最終的には消費者の手もとに行き、満足してくれれば定番商品となり、長く続けば続くほど大丈夫と言う信頼性に自動的に繋がって行くのだと思います。