02.鰹の世界の需要について

サバ節の価格高騰について

前号では、サバ節の種類とサバ節の使用について説明させて頂きましたが、今号ではサバ節の原料事情についてお話させて頂きます。
静岡県焼津にあります小川港に水揚げされるサバは、たもすくい漁・棒受網漁・まき網漁で漁獲されます。


タモすくい漁
夜間、灯火やまき餌によって、魚を船の近くの表層に集め、大きなタモですくいあげる漁法です。主に伊豆七島近海などのサバ漁が対象になります。


棒受け網漁
昼・夜間、まき餌や集魚灯で海の表層に魚を集め、船から四角い網を張り出しすくいあげる漁法。主にサンマ、サバをとる時に多く使われます。

まき網漁
1隻または2隻の船で、魚群を包囲してから網を絞り、一度に大量の魚をとる漁法。イワシ、アジ、サバ漁が主体ですが、カツオ、マグロ漁にも使われます。

漁獲されるサバはゴマサバとマサバの2種類です。
ゴマサバは腹面に黒い斑点があることからゴマサバといわれています。切り身、鮮魚にも使用されますが、サバ節で使用されるサバはこのゴマサバを使用します。

メディア等で「マグロ」「カツオ」等の比較的高価な魚についての原魚価格高騰の情報は、紹介されていますが、その他の節に使われている「サバ」「いわし」「宗田カツオ」もカツオ以上に高騰している実情が御座います。

平成23年1月の港に水揚げされているサバの原魚は平均で1kgあたり48円だったのに対して、今年の1月の平均原魚価格は107円まで高騰しており、約200%以上のアップになりました。次号でサバについて詳しくお話します。