02.サバ節の価格高騰について②

今月は、前号に引き続きサバ節の価格高騰についてお話させていただきます。

先月号で、水揚げされるサバの原魚の価格が、平成23年1月に48円だったサバが、25年1月には107円に上昇したとお伝えしました。

その後平成25年2月以降は少し落ち着き始め、70円台後半から80円前半で推移していましたが、12月の中旬以降からまた高騰が始まり、12月の終盤で焼津で90円、沼津で100円になりました。年が明けて平成26年に入ってもその流れは変わらず、焼津で105円で売買されました。

私共がさば節として仕入れするサバ原料は、主に近海としては静岡県内には沼津と焼津に漁港がありまして、この2つの漁港での価格がさば節の価格に大いに影響します。

それは沼津がさば節の加工の一大生産地となっていた歴史的背景が有り、これは主に関東圏のお蕎麦屋さんの出汁に使用されるものでありました。焼津はさば節の製造量は少なかったのですが、サバの加工品を生産する土壌がありました。
ちなみにサバは銚子港、石巻港、博多港等全国の港で水揚げされていますが、漁獲される各港で使用用途に特徴があります。

焼き魚や〆サバ等に使用されるサバは主にマサバで一般的に脂が多い方が、美味しいとされています。
特に関サバや松輪サバ等はブランドサバとして、珍重されています。
一方、私共のようなサバ節加工会社が使用するゴマサバは脂が無い物が上質とされていて、特に今年はこのゴマサバが不漁となっています。

価格の高騰も悩まされる事ですが、日本全国でサバ節に使われるゴマサバがほとんど水揚げされていない状況が続いております。

焼津、沼津ばかりでなく、九州でも同じ様に水揚げ量が激減していて、日本中でサバ節が不足しています。

弊社におきましても、年間で約280トンのサバ節を使用していますので、原料の調達に担当者として頭を悩ませております。
サバ不漁の理由の一つに25年は特に台風が多く、風が吹いて漁に出れない日が多かった事があげられます。

10月ぐらいから1ヶ月ほど、サバ船が漁に出られませんでした。毎年、この季節は、サバが大型化して、脂肪が多くなり、さば節でも特にふりかけや、佃煮などで使用される圧搾鯖という特別な物を作るのですが、それが手に入らなくなってしまっているのです。
次号に続く・・・