08.山彦日記  4月 ゆるキャラ

山彦は田舎に住んでいる。田舎の自然は豊かで人情に厚く、地域の絆は強い。

ストレスの少ない健康的にすごせる素晴らしい環境だと胸を張っていう。しかし昨今はそれだけでは暮らしにくいらしく、住民が減少している。

分析すれば、①村への転入⇒ほぼない。②村住民の出産⇒少ない③自然減⇒それなりにある(残念ではあるが自然の摂理なのだ)。イコール⇒人口減なおかつ少子高齢化とあいなっている。

山彦ふと気が付いた。奇しくも我が家も昨年から今年にかけてまさしくその通りの動きをしている。我が家への転入はなく、子供も生まれなかった。父は昨年彼岸に旅立ち、さらには愚息も進学のため都会へ転出する。そのため現在我が家の平均年齢は50才弱から「うあー」驚異の60代に突入してしまう。

この現象はちまたでよく言われることだが、自分の身の上に起こると緊迫感があるぞ。もともと敬老会ではホールに入りきらないくらい集まるのに、成人式は小部屋で十分だったりしていた。幼稚園の入園式は子供と保護者より来賓のほうが多いこともあった。しかしもう手をこまねいていられない。何かしなくては!

すでに「B級グルメ」を売り出し、それなりの成果はあった。そうだ!次は「ゆるキャラ」だ。誰からも親しまれる愛すべきキャラクターをうみださなくてはならない。モチーフとしては「イノシシ」「タケノコ」「しいたけ」ではどうだ?それとも「フナッシー」みたいに根拠不明なキャラを村人から募るか?いっそのこと老人をキャラクターにしたてるのはどうだ!
「う~ん」悩ましい。